ある意味かなりマニアックかもしれないが、孟子が好きだ。
大学院時代に西洋哲学を学んでいたのだが、その反動で東洋哲学を学びたくなったことがキッカケだ。
その流れで吉田松陰にひかれた。
彼のことを調べると、彼が野山の獄という、入ったら間違いなく生きて出られないという牢屋に入れられた際に、
囚人に対して孟子を講義して、他の囚人はおろか、刑務官すらも感動して、結果的に釈放されたという伝説がある。
そこから、孟子を読むようになった。
今日は孟子の下巻から一つ章句を紹介したい。
孟子が言われた。
「およそ秀でた人は概ね非常な災いの中にあって、その才能が磨かれたからである。」
これはグッときた。
つまり不幸、不遇のなかにおいてそれを悲しんでそれに流されることなく、「なにくそ!」と発奮し、それをはねのけるくらいの気概を持つことによって、人は磨かれるということだ。
翻って、今日は仕事でちょっと残念なことがあったのだが、今後はそれに流されず、むしろその機会をありがたいと思ってそれは成長の機会だ!と思うようにしたい。
(・・・珍しく意識高い系のことを書いたなぁ・・・。)