今年2019年の、いや、2010年代で特に流行った言葉はこれらじゃないだろうか。
「社畜」
「残業」
「ブラック企業」
仮に私が2010年代の流行語を決めるとしたら、この3つにする。絶対。
企業と個人との関係がより悪化したというのは、この10年だろう。
私も2回転職しているけれど、今までの会社は本当に上3つのキーワードが完全に当てはまっていた。
20代の若い人で意気揚々に新卒で入社したのに、数ヶ月経って絶望した、という人も少なくないのではないだろうか。
勝手な推測だけれど、そんな20代の人はおそらく数万人単位で存在すると思う。
そんな20代の、自身の会社に嫌気を感じている人がこの『みんなで辞めれば怖くない』を読むと、きっと必ず共感し、そして気分も晴れやかになるんじゃないか、と思うくらい、リアリティーのあるマンガ。
なんで全然話題になってないんだろう? と感じる、隠れた名作。