田中角栄は、様々な場面で引用される政治家だ。
私はこの方をロッキード事件で捕まったという、歴史的事実でまずは知ったのだけれど、田中角栄は様々な名言を残していて、個人的に好きなものが沢山あるので、このBlogでも紹介したい。
まずはこれ。
時間を守らんヤツは、何をやってもダメだ。
これ、一番好きですね。自分も時々遅刻するので、肝に命じてます。
人間、いつも始まりなんだ。これが終わりと決めてくれるのは「運命」だけだ。
いかにも自己啓発的ですが、ゴールは次のスタートともよく言いますもんね。私も良く生徒に言います。
話をしたいなら、初めに結論を言え。
理由は、三つに限定しろ。
世の中、三つほどの理由を挙げれば、大方の説明はつく。
これは今ではもはやビジネスシーンでは基本中の基本ですね。
このことを昭和の時代から言っているのは、本当に田中角栄は偉大だ。
カネというものはチマチマ使うより、ここぞというときは一気に使え。
その方が、効果は何倍も大きい。
番組でも田中角栄の金の使い方について触れているけれど、こういう哲学から来ているのですね。
この点に関して池上彰がこう語っている。
田中はお金の配り方が絶妙だったといわれています。
ある時、こういう趣旨の発言をしています。
「お金は渡し方次第で、人の気持ちを引きつけたり、反発させたりすることがある。何か頼まれごとをしたら、相手からきっと謝礼があるだろうと思っている。ところがそのお礼が、自分が期待している金額よりも少ないと、『なんだ、けちだな』と思ってしまう。それを逆手にとって、想定よりもはるかに多い金額を渡せば、びっくり仰天して、むしろ引け目を感じて、何でも言うことを聞くようになる」
というわけです。
要するに、倍返しですね。
田中角栄からは学ぶことが多い・・・。