Twitterのタイムラインを見ていたら、本田圭佑のつぶやきが気になった。
先日読んだファクトフルネスという本に影響を受けて、貧困と先進国みたいな分け方と呼び方を改めて、レベル1、2、3、4と細分化して呼ぶようにします。
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2019年2月17日
因みにレベル1の収入は1日に1ドル。世界は日々良くなってるけど、まだ世界には10億人の人がこのレベル1で生活している。 https://t.co/N3kmkWzhO2
皆さんはファクトフルネスという本を知っているだろうか?
これである。
私は週一回紀伊国屋書店新宿本店に必ず行く。その際、本屋さんで最も目立つ一階のエントランス付近を必ず見回るのだが、この本がここ1ヶ月くらいズーーーッと置かれているのだ。だからその存在だけは知っていた。
しかしやたら分厚くてパッと見た感じよく分からない本だったので見過ごしていた。
そんな風にやり過ごしていたら、昨日、この本田圭佑のつぶやきを読んで、なんだか私も俄然興味を持った。
紀伊国屋書店新宿本店でパラパラと立ち読み読みしてみると、世界のそれぞれの国の生活レベルや寿命などについての三択の質問がまずザーッとあり、それに答えていく形で読み進めていく。
例えばこんなの。
世界の平均寿命はおよそ何歳でしょう?
- 50歳
- 60歳
- 70歳
これは私も間違えた。
アメリカ人の正解率は43%
しかしノルウェーの教師たちの正解率はなんと7%だという。
この手の問題は、高学歴な人ほど間違えるという。
この本を読んで、よっぽど自分は世界を偏見に満ちた目で見ていたことが分かった。
つまり学校で学んだ、今までも現在も、ましてやこれからも興味がないことについての知識、情報がそのままで、全然アップデートされてないということ。
読んでいて恥ずかしくなってきましたよ…。
でも、これが読書ですよね。
フランツカフカが、友人に宛てた手紙にこう書いている。
僕は、自分を噛んだら刺したりするような本だけを、読むべきではないかと思っている。
(中略)
本とは、自分の内なる氷結した海を砕く斧でなければならない。
このファクトフルネスは、完全に「斧」だった。
これからもこんな本を読みたいし、またこのブログでもどんどん紹介していきたい。