記事にこうある。
長期欠席という危険な兆候を知りながら家庭訪問もせず、警察に連絡しなかったことが「事件を招いた」
この理由というのは父親の恫喝に怖かったからということがある。
この部分を読んで、私も思い当たることがあった。
私の塾でも様々な保護者がいるが、その中でも明らかなクレーマー、モンスターな保護者がいる。
そんな保護者にはなかなか電話をかけるのは非常におっくうになる。
まぁ簡単に言うと「触らぬ神にたたりなし」ですよ。
よっぽどのことがない限り、そのような保護者には電話をかけない。
なぜならそれがストレスになって、仕事に支障が出るからだ。
そういった精神的なところだけでなく、モンスターな保護者とは電話は非常に長くなりがちだ。
つまりモンスターペアレンツは物心両面で我々の仕事を妨害してくるといっても過言ではない。
だから本当はそんな保護者の縁を切りたい所だが、そんな保護者の子供、つまり生徒も同様にモンスターということではないことがしばしばだ。
そのため生徒は生徒で接することが大事だ。
どうしても子供相手の仕事をしていると、子供と保護者はセットで二人(三人)で一セットというような感覚で接することがあるが、それではいけない。
それは生徒に対して失礼だし、生徒を子供扱いしていて、大人扱いしていないことになる。
もちろん生徒は子供だが、大人扱いすることで彼彼女らは精神的に成長するのだと思う。
だから私は生徒と話をするときは基本敬語であるし、生徒を呼ぶときも「◯◯さん」「◯◯くん」と呼ぶ。
呼び捨てで呼ぶことは先ずない。
話を戻すと、今回の事件に置いて学校側も児童相談所側も、被害者である小学校4年生をどうしても子供扱いしてしまい、一人の人間としてみることができなかったからではないだろうか。
もしそのように大人として見ることができたなら、記事にあるように警察を介入させて、保護者の恫喝を回避でき、最悪の事態を避けることができたのではないかな・・・と思うのだ。