うちの会社も早く帰れ早く帰れとうるさい。
定時を過ぎたら決して社内メールを飛ばしてはいけない、というルールがある。
そして定時の15分以内に消灯、施錠して帰らなければならない。
そういった点、今まで転職で2社渡り歩いてきた来たけれど、今までで一番いい会社だ。
しかし、勝手に残業するのはなかなか許されないので、ニュースにあるように時短ハラスメントとも言えるかもしれない。
だから、どうしても時間内になかなかおわらない業務に関しては自主的にサービス残業するしかない。
私は学習塾の講師なので、予習、採点、添削、教材準備などはなかなかどうしても勤務時間内におわらないので、それはおかしいといえばおかしい。
しかしこういう業務はキャリア、経験を積めばより速く、より効率的にできる。
実際私は塾講師1年目のにくらべて、格段にその点は成長した。というのは今4年目だからだ。
ただこの、業界特有の特色は他の業界、他の視点から見たら「ブラック」といえるかもしれない。
これは学校現場でも同じだ。
菊池省三という小学校教師がいる。
数々の学級崩壊の現場を立て直したという伝説の教師だ。
菊池先生は「成長ノート」という、生徒に日々の出来事についての感想の作文を書かせ、それについてのコメントを彼は休みの日に10時間以上かけるという。
・・・
10時間ですよ?!
これは私も衝撃を受けた。私も休みの日に仕事関連の作業をすることはあるけれど、10時間は・・・。
休みの日にこれほどまでに仕事できますか?
私は休日出勤することありますが、それはあくまでも会社からの指令でやっているわけで、菊池先生のように自主的に休みの日に10時間も仕事をするなんてことはまだまだできない。
本当に尊敬する・・・。
このことから、教育を仕事とする人は全てをそれにかける、と思わなければできない仕事だと思う。
実際、私は今の仕事はほとんど趣味の感覚になってきていて、それは10代のときから「仕事を趣味といえるような大人になりたい!」と思っていたので、それが実現できて感慨無量な所はある。
つまり何がいいたいかというと、教育関係の仕事をしたいのであれば、その周辺の業務までも趣味と思えなければつづかないよ、ということだ。
もし万が一このBlogを見ているかたで教育関係に進みたいと思っている方がいらっしゃったら、
「教育の仕事を趣味とする自信(覚悟)がありますか?」
と、申し上げたい。