新聞を読んでて、船越英一郎さんの記事が載っていた。
そこで、彼が芸能界での駆け出しの頃に父に言われた言葉が何だが刺さった。
おまえに街で会った人が振り返るような美貌を授けることもできなかったし、親のひいき目に見ても才能があると思えない。
これは一つ事実かもしれない。
かもしれないが、この言葉を彼はどう受け取ったのだろうか。
まともに受け取っていたら、彼は今は一般人だろう。
でも、今でも第一線で活躍している。
もう一つ。
ヤマト運輸の実質的創業者の故小倉昌男が、若い頃に病気になって入院してしまった時の話。
父が見舞いに来てこう言われたのだそうだ。
変な女にうつつを抜かしてこうなったんだろう、この親不孝もんがぁ。金を出してやるだけありがたく思え!
船越さんも故小倉氏も大変厳しい言葉をかけられているが、それが一つの契機になっているのだろうか、その後の活躍は素晴らしいものだ。
親が子にいうこと、それは事実でありかつ厳しいものだろう。
しかしそれをどう捉えてどう超えていくかがまた、試されているのかもしれない。