この動画、なんでこれだけの再生回数しかないのが不思議だ。
この動画、爆笑問題の太田光が、阿川佐和子の兄で国際政治学者の阿川尚之と議論をするものだ。
僕は昔から爆笑問題が大好きで、よくNHKでこのニッポンの教養を見ていた。
この動画の回もリアルタイムで見ていたのだけれど、今思い返して見ても、他のどんな爆笑問題の番組より面白いと思っている。
というのは、この回にはいわゆる予定調和感、台本通り感が全くないからだ。
太田さんも、田中さんも、そして阿川さんも完全にアドリブで、お互いの意見を激しく、それはもう激烈、炸裂させている。
とにかく、アツイ。
ほんとうに、アツイ。
見ていて、こっちも熱くなってくる。
ほとんど、太田さんと阿川さんは、お互いがお互いにブチギレてると言ってもいい。
それが、見ていて非常にワクワクしてくるんだ。
ワクワクして面白いだけでなく、見ているこっち側に彼らのアツさが伝染して、何というか、居ても立っても居られない感じがしてくるのだ。
なんて説明したらいいんだろう…この気持ち…。
なんかもうね、もっと勉強しなきゃ!とか、もっと他者の意見に耳を傾けて理解しなきゃ!というような、自己を高め、他者との調和を図るための平和的行動を起こさないといけないっ!と、思わざるを得なくなる気持ちが湧き上がってくるのだ。
…なんだか自分でも書いてて意味がわからないのだけれど、ともかくも、なんだかそんな感じがするのだ。
そんな映像作品って、ほとんどない。
そんな映像に出逢えただけでも、幸運だと思う。
また、気が向いたら見たい映像だよこれ。
この映像を見て、特に大事だと思ったのは、やっぱりアツさだな。
翻って、自分は何にアツくなっているか?
これを自問自答させるところにまた、この映像のいいところがあるように思う。
ボックス版とはいえ、けっこう高いなぁ…