仕事について毎日考えている。
今の仕事、それは金融の営業だけれど、それはやりたくて、カッコ良さそうで、稼げて、安定しているからといったような理由で転職した。
ただ、改めて考えてみると、そこに「使命感」が、ない。
全くないということに気づいた。
使命感。
それは、
「これをモノにして、生涯突き詰めていくぞ!」
「このことを通じて、顧客、自社、株主、地域社会、果ては世界全体をも更に幸福にしてやるぞ!」
「オレは、これをするために生まれてきたんだ!」
「他の誰でもない、このオレこそがこの仕事をしなきゃならねぇんだ!」
「やりたい事をやるよりは、やるべき事をやるんだ!」
と、仕事に対して思えるかというところだろう。
様々なことがあって、今の金融の営業職を振り返ると、それらの使命感が全くないということに気付かされた。
つまり、自己省察が欠け、即物的に飛びついて始めた仕事だと思った。
いやもちろん金融の営業は、社会的影響力が高く、非常に重要な仕事なことは間違いないが、私アルテマがしなければいけないものではない、ということに気づいた。
他の誰でもない、 「この私」が、しなければならないこと─────
友人に弁護士がいる。
その友人とかつて学食で飯を食っていた時に、その友人にふと、
「なんで弁護士になろうと思ったの?」
と聞いた。
彼は昔、家庭の事情で法律に絡む事件に巻き込まれたことから語り始めた。
その中で、彼はこう語った。
「自分は何をやった方がいいのか…。自分は家族に何ができるのか…。」
その思いが、彼を駆動させた。
これは、紛れもなく使命感からくるものだ。
僕は今年度で30歳になっていい年だけれど、やっと、仕事とは何かということについて分かってきた気がする。
それは、使命感がそこにあるか? ということだと。
参考文献 :