ときどき、いや結構頻繁にあるとこなのだが、何かあることをしているとき、それとは全く関係がないことが、頭によぎることがないだろうか。
例えば昨日の夜、おやつにチータラを食べながらスマホでニュースを見ていたら、なぜだか知らないが、「空中元彌チョップ」という単語が頭をよぎった。
おそらく25歳以上の方だったら知ってるかと思うが、狂言師の和泉元彌がプロレスデビューをした際に、必殺技としてかました技がこれである。
なんとも強烈な技だ。
「…それがどうした?」
…。
いや、私にも分からない。
ただ、急に「空中元彌チョップ」という単語がよぎっただけだ。
私はそんなことがよくあるのだが、この現象は一体なんなのだろうか?
何かの暗示か?
いや、暗示にしても、「空中元彌チョップ」と暗示されても全く意味不明である。なんなのだ、これは。
ただ1つ言えるのは、こういった作用は、AIにはまず不可能なのではないだろうか。
あることをしていて、途端、それとは全く違う発想、動きをされたら、それはエラーに違いない。
そんなことが許されるのは、人間だけだ。
ということは、このようななんの脈絡もない発想というのは、人間だけの特権なのかもしれない。
AIに星新一的な小説が書ける能力があるようだが、全く訳が分からない発想を生み出すことは、まだAIにはない。
ここに、人間だけが持ちうる能力があるのではないだろうか。