https://dot.asahi.com/amp/dot/2017082800026.html
知る人ぞ知る峯田さん。
僕はゴイステのころからのファンで、名曲「童貞ソー・ヤング」を初めて聴いたとき、なんでかは分からないけれど、慟哭、号泣するくらい感動したことがある。
「この人は紛れもない天才だ。」
そう、確信した瞬間だった。
そんな峯田さんが「ひよっこ」に出ていることはそもそも知らなかったのだが、演技力で注目されているとは。
実際、「アイデン・ティティ」で主役を演じていて、見たときは本当に引き込まれた記憶がある。文字通り、迫真で。
何というか、彼の演技を見ていて、嘘くささ、胡散臭さが感じられなかった。
「バッチギ!」という映画がある。
以前テレビで井筒監督が、「バッチギ!」を撮影しているときに役者に怒鳴った言葉が思い出される。
お前ら! 演技すな!! 演技するからダメなんや!!!
峯田は、役者として「演技をしてない」からこそ、その演技を評価されているのではないだろうか。