転職活動の件でどうしてもイライラ、ムカムカ、して「許せない」「ふざけんな」という怒りの気持ちが、ここ数日、自分の中に占めている。
それは先ほどのBlogにも書いたのだけれど、今から書くことは別の見方だ。
今までの人生を振り返ってみても、1番怒っている今なのだけれど、だからといって相手方に「誠意を見せろ」とか、自分に対して「不幸でかわいそうな人間だ・・・。」なんて思いはしない。
それは、被害者意識だからだ。
被害者意識というのは、人を自立(自律)させず、責任や、今後のことを全て他者に委ねることだ。
この意識は私が忌み嫌っているもので、それが有ることによって、「甘え」が生まれ、子供が大人になることを阻害したり、大人なのに子供のまま成長しない、という自体が発生する諸悪の根源だと考えている。
福沢諭吉が学問のすゝめでこう語っている。
独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人に諛(へつら)うものなり。
福沢の言わんとしていることを一言で言うと、つまり独立の気がないものには自由など存在しない、ということだ。
自由。これは非常に重要な問題だ。
人によっては「自分には自由なんて要らない。」というマゾヒズムな人もいるかもしれないが、私は自由が人間にとって最も重要な要素の一つだと思っていて、自由があるからこそ人は面白く生きられるんじゃないかと思うのだ。
そんな自由がなくなることが、被害者面をすることだと思う。
それに、究極的なことを言うと、被害者面をしている人は、絶対にかっこよくない。
私はカッコ悪いひとよりかはカッコ良い人になりたいし、バカにされるよりかは尊敬されたいと思っているし、嫌われるよりかは慕われたいと思っている。
今回の件もそうだが、今後も許せないこと、腹が立つことが有ったとしても、決して被害者面はしないようにしたい。