罰でランニング、高1重体:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDG25HBU_V20C17A8CC1000/
人災だ。
学校社会は、どうしてもまだ前時代的というか、先生の言うことは絶対的というか、根性論が美徳というか、周囲の空気を読んでそれに迎合することがBestというか・・・。
あぁ、いやだいやだ。
重体になった本人は、自分から進んで走ったというけれど、果たして本当か?
自分から言い出さないといけない「空気」になっていたのではないか?
山本七平の『空気の研究』という本がある。
この本で山本は言っていたことを要約すると、
「太平洋戦争は、『太平洋戦争を起こした方がいい』という『空気』が起こした。人ではない。」
と言うようなことだ。
今回の事件も、悪いことが起こることが明らかに見えているのに、それを誰も言い出さず、流されるがままになってしまっていたのではないだろうか。
言いたいことも言えず、まわりの醸し出す空気に支配されて、乗っ取られて、ついに身を滅ぼす。
やだやだ、だめだだめだこんなの。ぜっっっっったいにダメ!
立場とか、居心地の悪さとか、そういうのも全て取り払って、本音で語れる関係、集団、組織、社会になれば、結果としてよりよい社会になるんではないだろうか。