お客:「このスパゲッティさ、ちょっと高いから、じゃんけんして俺が勝ったら半額にしてよ」
店員さん:「す、すみません…ウチではちょっとそういうことはできなくてですね…、私個人としては、と…とてもしたいと思ってはいるのですが…!」
お客:「ハハッ!笑 オーケーオーケー気にしないで!笑」
うまい、と思った。
「私個人としては…」と、マニュアルを脱した、一個人の考えを述べるのは、いいな、盗みたいな、と思った。
またこういうやりとりもあった。
お客:「このパスタ、もし美味しくなかったら半額にしてよ」
店員さん:「わ…分かりました! その場合は私のお給料から出させていただきます…!」
お客:「ハハッ!笑 いやいや冗談だよ!笑」
これは素晴らしいと思った。
おそらくこの店員さんは学生アルバイトであるが、経営者マインドというか、自分の範囲を超えたところまで責任を負う、という覚悟がある、と感じた。
書を読むことと同じくらい、人を「読む」ことは大事だ、と思った2015年3月24日。