モスバーガー仙台駅西口店
モスバーガー仙台駅西口店は店員さんが全員女性だった。 時間帯も昼下がりだったためか、お客さんの8.9割は女性だった。
店内は清潔感にあふれ、お冷もセルフ・サーヴィスで飲み放題である。
お冷サーヴィスは、嬉しい。
全てのカフェがそうなって欲しいと思うのだが、そうならないのはなぜだろうか?
セルフ・サーヴィスは飽くまでも「客にやらせる」ことだから、ホスピタリティーを重視するスタバやタリーズは行っていないということかな、と推察する。
更にこのモスバーガーは喫煙スペースがある。
喫煙室ではない、喫煙スペースだ。
広さは3畳もないほとであるが、喫煙スペースを完全に排除したマクドと比して、この配慮は大切だろう。
モスバーガー国領店
ここは驚くべきことに、喫煙室と禁煙室の広さがほぼ一緒なのだ。
調布市国領には喫煙者が多いのだろうか?
いま、モスバーガーは緑モス路線というか、クリーンなイメージを従来よりも強調し、例えば喫煙室(スペース)の削減などに取り組んでいるらしいが、国領店はまさに本部のアンチ・テーゼな店舗といっても過言ではないだらう。
しかし、国領店の喫煙室は、私自身3回ほど行ったことがあるが、いつも禁煙室よりもお客さんの数は多かったと記憶している。
喫煙者に優しく、かつ喫煙者に愛されているモスバーガー国領店。
こういった「例外」を認める柔軟性は、企業経営において重要ではないかと思われた。
モスバーガーの名札はなぜ本名制なのか?
そういえば、モスバーガーの店員さんの名札は、なんとフル・ネーム記載なのだ。
普通、苗字だけだったり、あるいはニックネームだったりする名札だが、モスバーガーは本名制なのだ。
特にモスバーガーでは年頃の女の子が働いていることが多いから、ネット・ストーカーなどされてうっかり身元特定されかねない。
そんなリスクがあることが十分予見可能でありながら、なぜモスバーガーの名札は本名制なのか?
…ちょっと推理してみる。
…分かった。
おそらく、名札を本名制にすることで、店長ばかりか、学生アルバイトを含めた従業員みんなに「責任感」を持ってもらうためではないかと思う。
責任感。
つまり、
「私は私が与えられた仕事について出来る限りのベストを尽くし、すぐ「上」に責任転嫁しませんから、『この私』に、何なりとお申し付けください!」
という心構えを、従業員みんなに持ってもらうためではないだろうか。
別な視点からいうと、
「本名をお客様に晒している都合上、ふざけたことはできない。しっかり仕事をするんだ。」
ということを思わせることが目的ではないかと推理する。
答えはモスバーガーお客様センターに聞いてみないと分からないが、責任感という点については、そんなに外れてはいないようにも思う。
「自分の名前において仕事をすること」。
これが仕事の本質なのだよ、と、今日はモスバーガーから教わった思いがした。