
昨日、タリーズに行った。
タリーズの店内は、スタバ同様に茶色を基調とした、ほんわかあったかで、かつシャレ乙というか、良き北欧の家庭的雰囲気がした。
レジに向かうと、クルー(?)は僕に、
「こんにちわぁ!!^^」
と言う。
とりあえず僕も「こんにちわ」と返事をする。
「いらっしゃいませ」ではないのだ。
この挨拶は、タリーズとスタバにしか見られないものである。
ここでタリーズが「こんにちわ!」というのは、ひとつのフレンドリネスである。
「お客様に召し使える」
というあり方では決してなく、飽くまでも対等な感じの、
「私はあなたと友達だよ。『一度あったら友達で、毎日あったら兄弟さ』なんて唄う唄もあったじゃない?^^」
という心構えである(と思う)。
しかしもちろん、根底には礼節的精神がみられるので、「なれなれしい」というものではない。
そこである。
一見したところ、確かにフレンドリネスを感じるのであるが、そんな店員に対して、客であるこちらからはあまり、なにかグイグイいけない感じが、なんとなくするのである。
いや、ただの被害妄想なのかもしれない。
しかし、店員さんたちは客応対をしていない際は常にきびきびとして、またフェイスも真剣そのものである。
そこに、客がつけいる(?)隙がどうも感じられないのだ。
つまり、自己に対しては「ツンツン」している感があるゆえに、つけいる(?)隙が見られない。
そのようなタリーズの店員さんたちの一連のアティチュードを、私は、
「フレンドリー・ツンツン的雰囲気」
と、呼びたい。
他者には優しく寛容でほんわかあったかなる雰囲気であるが、自己には徹底的なる錬磨を課し、いかなる妥協をも許さない雰囲気。
このフレンドリー・ツンツンは、接客業に従事する者においては必須の資質なのかもしれない、と思われた。